こんにちは!vanbiです。
家づくりで最も時間をかけ、そして最も予算を投下する場所。それがLDK(リビング・ダイニング・キッチン)ですよね。我が家は2022年にセキスイハイム(スマートパワーステーションFR)を建てましたが、LDKの広さは「約30㎡(18.4畳)」です。
SNSで「20畳以上が当たり前!」みたいな投稿を見ていると、「18畳って狭いのかな…?」と不安になりませんか?結論から言うと、我が家(3人家族)では18.4畳で「十分広い」と感じました。
ただし、住んでみて初めて分かった「気密(C値※)のリアルな数字」や「窓の選択ミス」による寒さ問題、そして生活感を隠すための細かな工夫など、図面では見えなかったことが、我が家ではたくさんありました。
今回は、我が家のLDKをWEB内覧会として公開しつつ、これから建てる方が事前に押さえておくと後悔しにくい「チェックポイント」を、実測データ(C値)と共に包み隠さずお話しします。
※C値は家の隙間の多さの目安で、数値が小さいほど隙間が少ない(=気密が高い)と言われます。
- 18.4畳は我が家(3人家族)では快適でした(生活ストレスが減った)
- 住んで分かった注意点は「窓の寒さ」「コンセント周りの冷気」「快適エアリーのガラリ位置」
- 広く見せるコツは「バーチグレー床 × 下げ天井 × 壁ありキッチン」
我が家のLDK 基本スペック
| 広さ | 約30㎡(18.4畳) |
|---|---|
| 天井高 | 標準2400mm(一部下げ天井) |
| 床材 | HDフローリング(バーチグレー) |
| キッチン | LIXIL リシェルSI |
| 空調 | 快適エアリー(第1種換気・床下空調) |
| 気密性能(C値) | 1.97(完成検査時実測/2022年8月) |
【広さと内装】18.4畳を「狭く見せない」3つの工夫
18畳という空間を、より広く、そして使いやすくするために採用した工夫が3つあります。
1. 床材「バーチグレー」を選んで良かった理由
床材には、セキスイハイム標準のHDフローリングから「バーチグレー」を選びました。これが、子育て世帯の我が家にはかなり相性が良い選択でした。
- 色が絶妙: 濃すぎず薄すぎず、部屋が暗くならないため広く見える
- 傷・汚れ性能: ここが重要です。
子供がおもちゃを落としたり、走り回ったりして床には無数の傷がついています。傷がつくとそこに埃がたまって汚く見えがちです。しかし、バーチグレーの木目と色味のおかげで、細かい傷やホコリが(体感的に)目立ちにくいと感じています。

ウォールナットのような濃い色は高級感がありますが、傷とホコリが目立ちます。逆にホワイト系は髪の毛が目立ちます。バーチグレーはその中間の「いいとこ取り」でした。
2. 「下げ天井」でダイニングをゾーニング
LDKという一つの大空間ですが、ダイニングテーブルの上だけ「下げ天井(木目調クロス)」を採用しました。

物理的に天井は低くなっていますが、視覚的に「ここは食事をする場所」とエリア分け(ゾーニング)されるため、のっぺりとした印象にならず、結果的に奥行きを感じられます。
3. キッチン手元を隠す「立ち上がり壁」
オープンキッチンも憧れましたが、我が家はキッチン手前に壁のある「ベーシック対話(※セキスイハイムのキッチンプラン名/セミオープンタイプ)」を選択し、そこに名古屋モザイクのタイルを貼りました。
セミオープンタイプを選んだのが、住んでみて「やって良かった」と感じたポイントです。以前、住んでいたマンションではフラットタイプのキッチンだったのですが、シンク周りには洗剤やスポンジ、洗い物が散乱しがちです。
この壁があるおかげで、リビング側(ソファ)から見た時に、キッチンの生活ノイズがかなり隠せます。


【配置の工夫】冷蔵庫は「隠す」より「便利」を取れ
冷蔵庫の位置、悩みますよね。「生活感を消すためにパントリーや奥に隠す」という提案もよくありますが、我が家は逆を行きました。
リビング・ダイニングから一番近い「部屋の中心」

見た目は正直、少し気になります。どれだけオシャレな冷蔵庫でも、やっぱり冷蔵庫は冷蔵庫ですから。
しかし、生活してみると「利便性を優先して正解」でした。
- 食事中に「あ、マヨネーズ忘れた」ですぐ取れる
- お風呂上がりに飲み物を取る動線が最短
- 買ってきた食材をしまうのが楽
毎日何十回も開け閉めする家電です。「見た目」よりも「歩数」を減らす配置にして、我が家ではこの配置で満足しています。
【後悔と真実】C値1.97(完成検査)の現実。「寒さ」のリアル
ここからが本題です。
「あったかハイム」と言われますが、正直なネガティブポイントもお伝えします。
1. コンセントからの「冷たい風」とC値1.97
我が家の気密測定の結果(完成検査/2022年8月)を公開します。
C値:1.97 cm²/m²

最近は、より小さいC値を目標にする「高気密」な家もある中で、正直、この数値は「高気密」とまでは言いにくいです。実際に我が家では、冬の体感として分かりやすく出ました。
冬場、キッチンの換気扇を「強」で回すと、リビングのコンセントの隙間から、「スーーッ」と冷たい冷気が入ってくるのを感じることがあります。(外が冷え込む日ほど分かりやすいです)


我が家は応急処置として、ニチバンの養生テープでコンセントまわりを目張りしています。コストはほぼかからないのに体感差が出やすく、「コンセントから冷気を感じる」ことにはけっこう効きました。

※安全のため、プラグを挿す場所は塞がない/熱を持つ機器の使用時は外すなど、状況に合わせて運用してください。根本対策は「気密カバー(気流止め)」の施工確認がおすすめです。
もちろん、快適エアリーのおかげで部屋全体は暖かいです。しかし、「隙間風が全くない魔法瓶のような家か?」と聞かれると、正直そこまでの性能ではないというのが、住んで分かった実感です。
2. 東側大開口は「トリプルガラスも検討すべきだった」
開放感を求めて、東側に大きな掃き出し窓を採用しました。しかし、冬の朝、外が冷え込む日は、ここから冷気が降りてくる(コールドドラフト現象っぽい体感)を感じます。

セキスイハイムの標準的な「アルミ樹脂複合サッシ(ペアガラス)」だと、我が家では大開口の断熱面に物足りなさを感じました。「窓を大きくするなら、予算を窓に回してでも樹脂サッシ+トリプルガラスを検討する。」
これが、過去の自分に伝えたい最大のアドバイスです。
逆に、南側の窓はあえて小さく(高窓など)しましたが、こちらは断熱性が確保され、プライバシーも守れるので、我が家では正解でした。
3. 快適エアリーのガラリが家具配置の自由度に影響する
これは設計段階の盲点でした。床にある快適エアリーの吹き出し口(ガラリ)。この上には、当然ながらソファや棚などの家具は置けません。

「テレビはここ、ソファはここ」と決めていても、ガラリの位置とかぶると家具が置けなくなります。これから建てる方は、図面に家具サイズを書き込んで、ガラリの位置と干渉しないかを念入りに確認することをおすすめします。
確認の順番は、次の流れが安全です。
- 置きたい家具(ソファ・TVボード・ダイニング)をサイズ込みで図面に書く
- 通路幅(人が通る幅)を確保する
- ガラリ位置と干渉しないかチェックする
- 最後に、窓サイズや照明などの細部を詰める
【乾燥対策】LDKの快適性を守る投資
快適エアリーの弱点である「乾燥」。
我が家では、18畳のLDKで快適エアリーを使うと、湿度が30%台まで下がることがありました。コンセントの冷気などは我慢できても、喉や肌の乾燥は健康に関わります。
我が家では、デザイン重視の加湿器はやめて、加湿能力重視で「ダイニチ HD-LXシリーズ」を導入しました。これに変えてから、18畳の空間でも湿度40〜50%をキープできています。
▼「乾燥対策」の詳細は、こちらの記事で実測データと共にまとめています。

まとめ:18.4畳は3人家族でも十分広かった(我が家の場合)
いろいろ書きましたが、結論として「約30㎡(18.4畳)」のLDKは、我が家(3人家族)では必要十分で、快適に感じています。
- 広さ: 掃除もしやすく、家族の距離感もちょうどいい。
- 内装: バーチグレー床とキッチン腰壁で、汚れと生活感を隠す。
- 寒さ対策: 大開口にするなら、窓のグレードはケチらない方が後悔しにくい。また、建築前であれば、コンセント気流止め(気密カバー等)ができないか、担当者に確認する。
これからセキスイハイムで建てる方の、判断材料になれば幸いです。







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