「iPhone 16 Pro Maxで十分」だった僕が、再びカメラを手に取った理由。フルサイズを知るからこそ選んだ「RICOH GR IV」

最近、カメラ持ち歩いていますか?

こんにちは!vanbiです。
僕のメインカメラは「iPhone 16 Pro Max」でした。

「スマホのカメラで十分すぎるほど綺麗に撮れる」
「そして、いつでも手元にある手軽さが最強だ」

本気でそう思っていました。

かつてはSONYの「NEX-5」から始まり、「RX100M3」、そしてCanonのフルサイズ機「EOS-RP」まで使ってきたにもかかわらず、です。

ではなぜ、そんな僕が今、新しいカメラ「RICOH GR IV」を購入したのか。

それは、iPhoneの手軽さに慣れきった身体でも、カメラ専用機の「空気感」や「解像感」がどうしても忘れられなかったからです。

この記事は、

  • かつて本格的なカメラに夢中だった
  • けれど、重さや手間からスマホ撮影が中心になった
  • でも、どこかでスマホの写真に満足しきれていない

そんな、僕のようなあなたにきっと響く話だと思います。

僕がフルサイズ機を手放し、iPhoneを選んだ理由

カメラ好きなら一度は憧れる「フルサイズ」。
僕もEOS-RPを手にしたとき、その「空気感」や「解像感」に感動しました。

しかし、常に身軽でいたい僕にとって、現実は甘くありませんでした。

  • 「重い・かさばる」:レンズと合わせれば、カバンの中でずっしりと存在感を放ちます。
  • 「持ち出すのが面倒」:子供とのお出かけでは荷物が多く、カメラは真っ先に「置いていくもの」になりました。
  • 「iPhoneが優秀すぎた」:iPhone 16 Pro Maxのカメラは、日中の撮影なら十分すぎるほど綺麗に撮れます。ポートレートモードも自然で、「それなり」ではなく「かなり良い写真」が撮れるようになりました。

こうして使用頻度が減ったフルサイズ機は、防湿庫の中で眠る日が続き、やがて手放すことに。そのときは、「もう僕にはiPhoneで十分だ」と思っていました。

忘れられなかった写真の「空気感」

iPhoneでの写真生活は快適でした。撮りたい瞬間に、ポケットから取り出してすぐ撮れる。
それだけで満足できるはずでした。

けれど、撮った写真を見返すたび、心のどこかで小さな「物足りなさ」を感じていました。

それは、フルサイズ機で撮ったときに感じた、あの「空気感」「立体感」

ピントが合った部分のシャープさと、背景のとろけるようなボケ。
スマホが「計算して作り出すボケ」とは明らかに違う、レンズと大型センサーだけが生み出す「本物の写り」です。

iPhoneの写真は「記録」としては完璧。
でも、その瞬間の「情緒」までは写しきれない。
カメラ専用機を知ってしまった人なら、この感覚、きっと分かると思います。

なぜ「RICOH GR IV」だったのか? そして感じた「不安」

「手軽さはiPhone並み」
「でも、写りはiPhoneを圧倒している」

このワガママな条件を満たすカメラを探して、最終的に辿り着いたのが「RICOH GR IV」でした。

理由は、この3つです。

1. 持ち出す面倒さをゼロにする「サイズ」
RICOH GR IVはTシャツのポケットにも入ります。
カバンの中でもかさばらないから、「持っていくかどうか悩む時間」そのものが消えます。
iPhoneと同じ感覚で「とりあえず持っていく」ことができるんです。

2. スマホとは一線を画す「画質」
この小さなボディに、APS-Cという巨大なセンサーが搭載されています。
自然なボケと圧倒的な解像感を両立できるのは、このカメラの特権です。

3. 「単焦点」という潔さ
ズームができない潔さ。
だからこそ、自分が動いて構図を決めるしかない。
手の届く範囲、目の届く景色を丁寧に切り取る──それが、後から写真を見返したときに、その瞬間をリアルに思い出させてくれるのです。

iPhone 16 Pro Maxは良くも悪くも、全てにピントと光が均一に当たっていて綺麗に撮れます。
RICOH GR IVは、やっぱり(光の)空気感や解像感が抜群

……ただ、使い始めて数日で、正直「不安」も感じました。

それは、iPhoneの快適さに慣れすぎていたからです。
iPhone 16 Pro Maxの大きくて美しい画面を見慣れた目には、RICOH GR IVの液晶が小さく、画角がつかみにくいと感じます。さらに、オートフォーカスもワンテンポ遅い。ピントが合うまでの「間」があるんです。

「このカメラで、元気に動き回る子供を撮れるだろうか?」

センサーサイズが生む画質の良さは本物です。
でも、その代わりにiPhoneの「快適さ」を手放すことになる。

これから撮りたいもの(と、カメラとの向き合い方)

それでも、僕がこのRICOH GR IVで撮りたいものは変わりません。
それは、「子供と家族の日常」です。

iPhoneでは「記録」としてしか残せなかった何気ない瞬間の「空気感」。

たしかに、AFの遅さや液晶の見づらさから、決定的瞬間を逃すこともあるでしょう。
iPhoneのように「100点満点の便利な道具」ではありません。

それでもRICOH GR IVには、不便さを受け入れてでも使いたくなる「何か」があります。
重い機材から僕を解放し、「写真を撮る楽しさ」そのものを思い出させてくれる。
そんな、最高の相棒になりそうです。

まとめ

もしあなたが、かつての僕のように
「カメラは重い、でもスマホじゃ物足りない」
というジレンマを抱えているなら。

RICOH GR IVは、その答えの一つになるかもしれません。

ただし、これはiPhoneの上位互換ではありません。
手に入るのは「圧倒的な画質」と「所有する喜び」。
その代わりに、「快適なAF速度」や「大きな液晶」は手放すことになります。

僕は、この少し不便な相棒と、これからじっくり付き合っていこうと思います。
このレビューが、あなたのカメラ選びの参考になれば嬉しいです。

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