【3年HEMS実測】セキスイハイムのエコキュートは後悔する?年1,243kWhのリアルと太陽光連動の結論

【3年HEMS実測】セキスイハイムのエコキュートは後悔する?年1,243kWhのリアルと太陽光連動の結論

こんにちは!vanbiです。

セキスイハイムGREENMODELに住み始めて約3年半。エコキュートは「買って正解だった」と感じている設備のひとつです。理由は単純で、HEMSで消費電力が全部見えているからです。

我が家のエコキュート(積水ホームテクノ CUF-E37F1)を3年使った実測データと、湯切れ・水圧・冬の電気代に対するリアルな評価をまとめます。

セキスイハイム標準採用の積水ホームテクノCUF-E37F1 貯湯タンクユニット外観
我が家のエコキュート 積水ホームテクノCUF-E37F1(370L・高圧型)
目次

結論|セキスイハイムのエコキュートは、太陽光・蓄電池ありなら後悔しない

3年使った結論
  • 太陽光・蓄電池ありなら、3年使ってもほぼ後悔ポイントなし
  • ただし、太陽光なし・大家族・湯量が多い家庭では評価が変わる可能性あり
  • 我が家は3年間で湯切れゼロ、シャワー水圧の不満もゼロ

3年間でエコキュートに対して不満らしい不満はほぼありませんでした。ガス契約をしていないので毎月の固定費がスリムになり、太陽光9.72kW・蓄電池12kWhとHEMS連動の昼間沸き上げで、冬の電気代も想定の範囲内に収まっています。

ただ、「だからエコキュートをおすすめ」と無条件に言い切るのは無責任なので、数字と条件付きでその根拠をお伝えできればと思います。

我が家の前提|GREENMODEL・太陽光9.72kW・蓄電池12kWh・CUF-E37F1(高圧型)

エコキュートの満足度は、家全体のエネルギー設計に大きく左右されます。まず、我が家のスペックを共有しておきます。

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項目内容
住宅セキスイハイム GREENMODEL(2022年築)
太陽光9.72kW
蓄電池12kWh
エコキュート積水ホームテクノ CUF-E37F1(370L・高圧型)
設定モード省エネおまかせ + HEMS連動・昼間沸き上げ
家族構成大人2人+小学生1人
入浴パターンパパ+子供が同時入浴、妻はあとから
セキスイハイムのエコキュート(CUF-E37F1)リモコン画面
リモコンで表示されるシステム形式は『CUF-E37F1』

太陽光・蓄電池の詳細は別記事にまとめているので、合わせて読むとエネルギー全体像が掴みやすいです。

エコキュートの年間消費電力は約1,243kWh|HEMSで分かった3年分の実測値

3年間のエコキュート(ヒートポンプ)の消費電力を、HEMSデータから抜き出しました。

セキスイハイムのエコキュート CUF-E37F1 月別消費電力 3年分HEMS実測
3年間のHEMS実測データから抽出した、エコキュート(ヒートポンプ)の月別消費電力

エコキュート年間トータル消費電力

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年間消費電力家全体使用電力比率
2023年1,158 kWh9,195 kWh12.6%
2024年1,218 kWh10,038 kWh12.1%
2025年1,352 kWh10,549 kWh12.8%
3年平均約1,243 kWh約12.5%

家全体の使用電力量の約1/8を、エコキュート(給湯)が占めていることになります。決して小さくない比重ですが、給湯という生活インフラを担う設備としては妥当な範囲だと感じます。

なお、これは「使用電力量ベース」の比率です。電気代に換算する場合は、時間帯別単価・太陽光の自家消費・売電との関係で値が変わるため、ここでは純粋に kWh ベースで見ています。

冬と夏で約4倍の差

月別で見ると差は強烈です。

  • 冬ピーク(2025年1月):192.8 kWh
  • 夏ピーク(2025年8月):47.1 kWh
  • 冬÷夏 = 約4.1倍

外気温が低い冬はヒートポンプの効率が下がるため、消費電力が大きく増えます。これはエコキュート全般の特性で、オール電化のお家で「冬の電気代が高い」と感じる人は多いはず。我が家では太陽光・蓄電池との連携でこの冬ピークも吸収できています。

年々消費電力が増えている理由(推測)

2023年→2025年で約194kWh増加しています。これは機器の劣化ではなく、子供の成長による湯量の増加や、洗濯機によるお湯洗いの頻度増加が主因だと推測しています。子供が大きくなるにつれてシャワー時間が長くなり、汚しがちな衣類も増えるため、お湯を使う洗濯の頻度も上がってきました。

セキスイハイムの「混合水栓」オプションや、洗濯機でお湯洗いすることのメリットなどは別記事に詳しくまとめています。

エコキュートを3年使って感じた4つのメリット

① 3年間ガス契約ゼロで固定費がスリム化

オール電化なので、ガスの基本料金がそもそも発生しません。月1,500円前後の基本料金で計算すると、3年間で約5万円浮いている計算です。

ただし、これは「固定費としてのガス基本料金がなくなる」効果に絞った話です。給湯分の電気代増加(年間約1,243kWh分)を差し引いた純粋な節約効果は、契約プランや時間帯別単価によって変わるため、家庭ごとに試算が必要です。それでも、固定費としてのガス基本料金が消える点は明確なメリットと言えます。

② HEMS連動の昼間沸き上げで、ソーラー余剰を「自家消費」に直行

我が家ではHEMSがエコキュートと連携していて、晴れの日中は太陽光の発電量を見ながら自動で沸き上げを行います。実際の稼働を観察してみると、春から夏は9時ごろ、秋から冬は10〜12時ごろに、十分な発電量を確保できる時間帯で昼間沸き上げが始まります。

逆に、翌日が雨など太陽光発電が見込めない日は、夜間の電気代が安い時間帯に沸き上げを行ってくれます。HEMSが天候と電力単価を踏まえて、自動で最適なタイミングを選んでくれるイメージです。

我が家はFIT価格17円/kWhで売電していますが、契約している関西電力「はぴeタイムR」の深夜帯買電コストは、再エネ賦課金や燃料費調整額を含めると売電単価とほぼ同水準か上回る水準まで上昇しています。この条件下では、深夜に電気を買って沸かすより、昼間に太陽光の余剰電力を直接使って沸かす方がトータルコストを抑えやすい状況です。エコキュートはこの「余剰電力の受け皿」として最高の相方になります。

③ タンク370Lは断水・停電時の応急用水としても機能

エコキュートのタンクには常時お湯(と水)が貯まっており、災害時には非常用取水栓から生活用水として取り出せます。通常の蛇口や洗面で普通に使えるわけではなく、専用の取水栓からバケツ等で汲み出す形になります。

飲用には適しませんが、トイレを流す・手や顔を洗うといった応急用途には十分な水量で、災害対策として地味に役立ちます。

④ ヒートポンプの騒音・配管の見た目で、3年経っても気になる点なし

ヒートポンプは家の裏に設置していて、隣家側にファンが向かないよう配慮しました。3年住んで騒音が気になったことは一度もありません。エコキュート本体はエアコンの室外機より大きく、配置場所によっては家の外観に響きます。我が家では家の裏側に配置することで、外観を損なわない仕上がりにしてもらいました。

エコキュートはお湯を沸かすために室外機が長時間稼働するため、騒音が住んでからクレームになりやすいポイントとしてよく挙がります。設置場所と向きを設計段階で詰めておけば、3年経ってもストレスは感じない、というのが我が家の実感です。

エコキュートのヒートポンプを家の裏に設置した様子。
ヒートポンプ(室外機)は家の裏に設置。

エコキュートで湯切れ・水圧・冬の電気代は本当に不満なし?

検索でよく上がる「湯切れ」「水圧」「冬の電気代」、この3点について実体験を共有します。

湯切れ:3年間で0回

我が家は「省エネおまかせ」モードで運用しており、過去の使用パターンから余裕を持ってお湯を沸かしてくれます。家族3人(大人2+小学生1)、パパ+子供の同時入浴あり、それでも3年で湯切れはありません。

ちなみに、ここで言う「湯切れゼロ」は、省エネおまかせモードの自動沸き上げだけで達成している数字です。

ただし、実は妻が、これに加えて日中に太陽光の発電量を見ながら手動で「湯増し」をしています。タンク残量を観察している限り、省エネおまかせのままでも十分足りていて、湯増しがなくても湯切れは起きないと考えています。それでも妻が湯増しするのは、「残量が少ない状態でお風呂に入るのは、なんとなく不安だから」とのこと。

確かに、湯量表示が5段階中の1や2の状態でお風呂に入るのは勇気がいります。実際には湯量表示が2でも20分ほどシャワーを使える余裕があるのですが、心理的にはやはり不安が勝つようです。

太陽光発電を消費するのは気になるものの、あくまで余剰電力で賄える範囲なので、買電せずに済むのは大きなメリットです。湯増ししても罪悪感がないんですよね。これが、太陽光×エコキュートの隠れた利点だと感じています。

シャワー水圧:高圧型なら不満なし

2階浴室なので、最終的に高圧型を選びました。営業さんからは「2階浴室でも標準型でいけてる方も多い」と言われましたが、設計士さんが「2階浴室は高圧型の方が安全」と最終判断してくれて、結果これは正解でした。

具体的な実感としては:

  • パパ+子供同時シャワー:問題なし
  • 他の蛇口とお湯を同時使用:少し水圧が落ちるが気にならないレベル
  • シャワーヘッドはhadamoのウルトラファインバブル(KVK標準から交換)
hadamoウルトラファインバブルシャワーヘッドを装着した浴室
KVK標準から交換した、hadamoのウルトラファインバブルシャワーヘッド
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水圧の感じ方は給水圧・配管経路・シャワーヘッドの種類・家族の好みでも変わるため一概には言えませんが、我が家のケースでは高圧型を選んで正解でした。2階浴室を検討している方は、高圧型を選択した方が無難だと思います。

冬の電気代:覚悟は必要だが、太陽光・蓄電池で吸収可能

前述の通り、冬は夏の4倍の消費電力です。これはエコキュートの宿命に近いところで、避けにくい部分です。ただ、太陽光・蓄電池があれば真冬以外の月はほぼ売電収入でカバーできるので、年間トータルで見れば許容範囲です。

太陽光・蓄電池なしでもエコキュートは得?条件別の判断

我が家の満足度は「太陽光9.72kW × 蓄電池12kWh × HEMS連動」のセットで成立している部分が大きいです。

逆に言うと、GREENMODELのように太陽光・蓄電池前提の家を建てる方は、エコキュートとセットで検討すると満足度が高くなりやすいと感じています。一方で、エコキュート単体での導入を検討している方は、家庭の使用条件によって評価が大きく変わります。

こんな家庭はエコキュート単体でも検討OK

  • 深夜電力プランを契約していて、夜間に集中して沸かせる
  • 家族の入浴時間が比較的揃っていて、湯量が読みやすい
  • ガス併用住宅と比べて固定費を下げたい

こんな家庭は要注意

  • 太陽光・蓄電池がなく、深夜電力プランも契約していない(電気代メリットが薄い)
  • 寒冷地(冬のヒートポンプ効率がさらに低下)

GREENMODELのROIシミュレーションは別記事に詳しくまとめています。エコキュート単体ではなく、家全体のエネルギー設計で判断するなら必読です。

セキスイハイムでエコキュートを採用するなら確認すべき3ステップ

STEP
家族の湯量を見積もる

人数 × 入浴頻度で、ざっくり1日の湯量を試算。多めに見積もる方が安全です。

STEP
太陽光・蓄電池の有無を整理

昼間沸き上げが使えるかどうかで、エコキュートの満足度は大きく変わります。セットで採用するのが理想。

STEP
タンク容量と高圧/標準型を選ぶ

家族3人なら370Lで十分。2階浴室なら高圧型を有力候補に。

採用前の最終チェック

  • 家族人数と将来の人数変動を考慮したか
  • タンク容量は370L/460Lどちらが適切か検討したか
  • 高圧型と標準型の差額を確認したか
  • HEMS連動の昼間沸き上げ機能の有無を確認したか
  • ヒートポンプの設置場所・向き・配管経路を設計段階で確認したか
  • 停電時の使用範囲を確認したか

まとめ|エコキュート単体ではなく、家全体のエネルギー設計で判断を

3年間のHEMS実測と生活実感をまとめると、我が家のエコキュート(CUF-E37F1)は「太陽光・蓄電池とセットで採用するなら、後悔しにくい選択肢」と言い切れます。

具体的には:

  • 年間消費電力 約1,243kWh、家全体の使用電力量の約1/8
  • 冬ピーク192kWh/夏47kWh(4倍差)でも太陽光連動で吸収可能
  • 3年間で湯切れゼロ、シャワー水圧の不満ゼロ、騒音ゼロ

ただし、これらの満足度は「太陽光・蓄電池・HEMS連動」のエネルギー設計が前提です。エコキュート単体ではなく、家全体のエネルギー戦略の一部として判断するのが、最も後悔しにくいアプローチだと感じています。

これからセキスイハイムで家を建てる方、特にGREENMODELや太陽光・蓄電池を検討している方の判断材料になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

関西在住、40代のサラリーマン。妻と息子の3人家族。
「知恵と工夫で生活の質(QOL)を最大化する」をテーマに、セキスイハイムで建てた注文住宅、こだわり抜いたガジェット、資産形成の実体験を記録中。

私の成功談(と、痛い失敗談)が、同じように「賢く、豊かに暮らしたい」と願うあなたのヒントになれば幸いです。

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