こんにちは!vanbiです。
「セキスイハイムの坪単価っていくら?」
「結局、総額でいくらかかるの?」
家づくりで一番知りたいのに、ずっとモヤッとしたまま残るのがこの数字です。カタログにもネットにも「坪◯◯万円」と書いてあるけれど、その数字で予算を組むと、契約のころにはまったく違う金額になっている。脅しではなく、我が家がまさにそうでした。
この記事では、2022年にセキスイハイム スマートパワーステーションFR GREENMODEL(延床 約36坪)を建てた我が家の最終契約見積もりをもとに、坪単価を実額で公開します。
先に結論を言うと、坪単価は「何を含めるか」で3段階に変わります。広告で見る本体価格だけで予算を組むと、実際に口座から出ていくお金との差で後から大きくズレる。その差がどこで生まれるのか、我が家が実際に払った金額を一つずつ追っていきます。
我が家(延床 約36坪・土地別・2022年契約)の坪単価は、含める範囲によって3段階に分かれます。
- ① 本体価格(標準仕様・税抜・値引き前)= 約2,568万円 → 約71万円/坪(本体だけの坪単価)
- ② 工事総額(本体+設備+外構+付帯+値引、税込)= 約4,223万円 → 約117万円/坪
- ③ 総支払額(②+設計監理+諸費用、税込・土地別)= 約4,490万円 → 約125万円/坪
「本体だけなら坪71万円」のつもりが、実際に払うのは坪125万円。約1.7倍です。
土地代はこの記事には含めていません。
金額は2022年契約時の実例です。いまの販売価格そのものではなく、本体価格にどんな費用が積み上がっていくかという「見積もりの構造」として読んでいただければ幸いです。
そもそも「坪単価」が当てにならない理由
坪単価でつまずく最大の原因は、家を建てる費用が3つの層に分かれているのに、坪単価が一番安い層だけの値段になっていることが多いからです。
- 本体工事費(建物そのもの。広告坪単価はだいたいここだけ)
- 付帯・オプション工事費(屋外給排水、太陽光、外構、空調グレードアップなど)
- 諸費用(登記、ローン手数料、火災保険、印紙など。家自体には使われないお金)
やっかいなのは、「何を本体に含めるか」がメーカーや営業によって違うこと。太陽光を標準で本体に組み込む会社もあれば、オプション扱いで坪単価から外す会社もあります。含める範囲を変えるだけで坪単価は数十万円単位で動くので、坪単価そのものを会社間で比べてもほとんど意味がありません。
そこで我が家の実額を、「本体だけ」「工事総額」「総支払額」の3段階に分けて見ていきます。まずは前提となる我が家の条件から。
我が家の前提スペック
坪単価は条件で大きく変わります。同じ「36坪」でも、平屋か総二階か、太陽光を載せるか、外壁グレードをどうするかで金額はまったく別物です。我が家の条件はこうです。
| 商品 | スマートパワーステーションFR GREENMODEL |
| 構造 | 軽量鉄骨 2階建て |
| 延床面積 | 約120㎡(約36坪) |
| 性能 | 長期優良住宅 |
| 太陽光・蓄電池 | 太陽光9.72kW + 蓄電池12kWh |
| 空調 | 快適エアリー(1階のみ採用、2階は個別エアコン) |
| 建築年 | 2022年 |
| エリア | 関西エリア |

(タイル外壁・太陽光9.72kW搭載)
第1段:本体価格 約2,568万円(約71万円/坪)
まずは広告でよく目にする「本体価格」。我が家のハイム本体材料工事費は、値引き前・税抜で約2,568万円。延床36坪で割ると 約71万円/坪 です。広告やカタログの坪単価と比べるときの「本体価格ベース」にあたる数字で、ここはまだ足し算が始まる前の出発点です。
含まれるのは建物の構造・標準仕様の範囲までです。逆に、この約71万円/坪には次のものは含まれていません。
- 快適エアリー(1階空調)
- 太陽光・蓄電池
- タイル外壁へのグレードアップ
- 屋外給排水・基礎補強などの付帯工事
- 外構
- 登記・ローン手数料などの諸費用
このうち付帯工事・諸費用・生活に必要な外構は、住むうえで避けにくい費用です。一方、快適エアリー・太陽光・蓄電池・タイル外壁は我が家が選んだ設備で、誰もが必要なものではありません。装備しだいで総額は変わるので、本体71万円/坪は、ここから足し算が始まるスタート地点にすぎません。
第2段:建物の工事総額 約4,223万円(約117万円/坪)
本体に、実際に必要だったオプション・付帯工事・外構までを足し、値引きと追加変更を反映した「建物まわりの工事総額」が 約4,223万円(税込)。坪単価にすると 約117万円/坪 です。本体の71万円から、ここで一気に跳ね上がります。
主な内訳は次のとおり。契約見積もりの費目を税抜で並べ、消費税を足すと工事総額(税込・約4,223万円)になります。金額は概算に丸めています。
| 項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| ハイム本体材料工事費 | 2,568万円 |
| 快適エアリー(1階空調・全館換気) | 85万円 |
| タイル外壁グレードアップ | 95万円 |
| 太陽光+蓄電池(契約時8.64kW) | 375万円 |
| 付帯工事(屋外給排水・用地整備など) | 239万円 |
| インテリア(照明・カーテン) | 65万円 |
| 外構(契約時の予算組) | 228万円 |
| 申請・測量・工事諸経費 | 110万円 |
| 追加変更(設備グレードアップ等) | 364万円 |
| お値引き | ▲290万円 |
| 小計(税抜) | 3,839万円 |
| 消費税(10%) | 384万円 |
| 工事総額(税込) | 4,223万円 |
積み上げて消費税を足すと、工事総額になります。
金額の大きい太陽光蓄電池と外構について、補足します。
太陽光+蓄電池:表は契約時点の約375万円(8.64kW)で計上しています。その後、屋根面積の変更で容量が9.72kWに増え、増設分は表の「追加変更」に入っています。最終仕様(9.72kW+12kWh)でならすと約380万円。この投資が回収できているかは、別記事で年間収支を公開しています。
外構:表は契約見積もりの予算枠約228万円で計上しています。打ち合わせを重ねて最終的に約280万円まで増え、差額は表の「追加変更」などに含まれます。外構はあとから増えやすい項目です。

本体・付帯・諸費用が層になって積み上がる様子がそのまま出ている


第3段:総支払額 約4,490万円(約125万円/坪)|土地別
最後に、引き渡しまでに実際に支払った総額です。第2段の工事総額(約4,223万円)に、設計監理費と、家そのものには使われない「諸費用」を足すと 約4,490万円。坪単価にすると 約125万円/坪 です(土地代は含みません)。
第2段からの上乗せは約267万円で、大半が諸費用 約243万円、残りが設計監理費などです。
諸費用の中身は次のようなものです。
- 登記費用(建物表題・所有権保存など)
- 住宅ローンの銀行手数料・保証料
- つなぎ融資の費用
- 火災保険・地震保険
- 印紙代 ほか
登記費用は多くの住宅取得で必要になり、住宅ローンを組んだ我が家では銀行手数料・つなぎ融資費用・火災保険料もかかりました。どれも本体価格や坪単価には出てこないので、予算には別枠で見ておく必要があります。
土地をどう手当てするか(土地ありきで選ぶ考え方)は、ハウスメーカー選びの記事で詳しく書いています。

「本体71万円 → 総支払125万円」約1.7倍の意味
あらためて並べると、我が家の坪単価はこう動きました。
| 段階 | 含む範囲 | 総額 | 坪単価 |
|---|---|---|---|
| ① 本体価格 | 建物そのもの (標準仕様・税抜・値引き前) | 約2,568万円 | 約71万円/坪 |
| ② 工事総額 | 本体+設備+太陽光 + 外構+付帯+追加変更+値引(税込) | 約4,223万円 | 約117万円/坪 |
| ③ 総支払額 | ②+設計監理+諸費用 (税込・土地別) | 約4,490万円 | 約125万円/坪 |
本体の71万円/坪だけで予算を組むと、最終的に必要な125万円/坪との差はおよそ1.7倍。36坪なら2,000万円近い差になります。これはセキスイハイムが特別に高いという話ではありません。本体に含まれない設備・付帯工事・外構・諸費用を積み上げれば最終支払額が膨らむのは、多くのハウスメーカーに共通します。
だから見積もりで坪単価を聞くときは、数字そのものより「その坪単価に何が含まれているか」を確認するのが大事です。手順にすると次のとおりです。
提示された坪単価が本体工事費だけなのか、付帯や諸費用まで含むのかを最初に聞きます。多くの場合は本体だけです。
金額の大きいオプション(太陽光蓄電池・空調・外構)が坪単価に入っているかを個別に確認します。ここが会社ごとに最も差が出る部分です。
登記・ローン手数料・火災保険などの諸費用は坪単価に入りません。総額でいくら見ておくべきか、別枠で必ず確認します。我が家では概算で約243万円でした。
坪単価そのものではなく、同じ条件で揃えた総支払額で比較します。これをやらないと、安く見える会社が実は高い、という逆転が起きます。
よくある質問(FAQ)
まとめ|本体価格71万円/坪に対し、最終支払額は125万円/坪だった
我が家のセキスイハイムGREENMODEL(36坪・土地別)の坪単価を、3段階で実額公開しました。
- ① 本体価格:約2,568万円 → 約71万円/坪(広告本体だけの坪単価・税抜・値引き前)
- ② 工事総額:約4,223万円 → 約117万円/坪(税込)
- ③ 総支払額:約4,490万円 → 約125万円/坪(税込・土地別)
本体価格(本体だけの坪単価)と最終支払額では、坪単価で約1.7倍の差がありました。本体の坪単価だけで予算を組むのは危険です。必ず総支払額ベースで、同じ条件に揃えて会社を比べてください。我が家の数字が、あなたの資金計画の物差しになればうれしいです。
関連して、この家のお金まわりを深掘りした記事も置いておきます。「この出費は回収できるのか?」「住んでからのコストは?」という次の疑問は、こちらが参考になれば嬉しいです。









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