こんにちは!vanbiです。
セキスイハイム GREENMODEL で建てた我が家には、2階に約5畳(実測7.9㎡)の書斎があります。設計当初は「夫(私)の書斎」として計画した部屋ですが、入居から3年経った今、実際の使われ方は当初の想定からだいぶ変わってきました。
結論から言うと、書斎は「使い方が変わる」ことを前提に組んでおいたため、3年経った今でも、有効に利用できています。何をどう判断して、どこで後悔したのかは、下の結論にまとめました。

- 約5畳(7.9㎡)の独立個室を「造作なし+コンセント四隅」で組み、用途変化に対応できる作りに
- 3年で利用者は「夫の書斎」→「妻の在宅ワーク」へ転換。家具を入れ替えるだけで対応できた
- 後悔は2点あり、オープン収納まわりのコンセント不足/ 2階ドアを防音仕様にしなかったこと
我が家の書斎の基本スペック|2階寝室隣の約5畳・北窓2つの独立個室
まずは間取り上の位置とスペックから見ていきます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 位置 | 2階・主寝室の隣 |
| 広さ | 約7.9㎡(実測・約4.9畳のL字) |
| 形状 | L字型の独立個室(間仕切りなしの簡易書斎ではない) |
| 窓 | 北面にハーフ縦滑り窓 × 2 |
| ドア | 標準ドア(防音仕様ではない) |
| 設計時の用途 | 夫(私)の書斎 |

書斎は、2階の主寝室の隣に配置した約5畳(実測7.9㎡)の個室です。廊下からドアで仕切られた、間仕切りだけの簡易書斎ではない独立した部屋で、形は少し変形したL字型をしています。床はウォールナット系、壁の一面を深青系のアクセントクロスにして、集中して作業しやすい雰囲気にしています。設計当初は「夫(私)の書斎」として計画しましたが、3年経った今は妻の在宅ワークや着替えなど、家族で共有する多目的な部屋になりました。デスクのほかにクローゼットや妻壁収納も、この部屋に集約しています。
この部屋で少しこだわったのが、窓の取り方です。書斎は大きな窓で開放感を出すよりも、ほどよくこもれるくらいがちょうどいいと考え、大きな窓を1枚にするのではなく、ハーフサイズの窓を2つ並べる構成にしました。2つに分けたことで風の通り道ができ、換気もしやすくなっています。
窓が北側にあるのは、書斎を2階の北辺に配置して、外周に面するのが北側だったためです。北向き自体を狙ったわけではありませんが、3年使ってみると、直射日光が入りにくく画面が見やすい・落ち着いて作業できると、書斎にはむしろ合っていました。春や秋、初夏は特に過ごしやすい部屋です。
ただし真夏は別です。我が家はセキスイハイムの「スマートパワーステーション」仕様で、屋根一体で太陽光パネルを載せる構造のため軒が浅く、屋根面いっぱいにパネルが乗っている関係もあり、2階全体が相応に暑くなります。書斎も例外ではなく、「北窓だから夏も快適」というほど甘くはありません。北窓の恩恵を受けられるのは真夏以外の時期、というのが3年使った正直な体感です。夏の遮熱や空調計画は、北窓に頼らず2階全体として組み立てておくのが現実的だと思います。
窓の種類は縦滑り窓です。ハーフサイズで壁面を多く残せるぶん、家具配置の自由度が高くなります。書斎は本棚や収納を壁に寄せたい部屋なので、ここも結果的に良い選択でした。
設計時に決めた4つの判断|可変性を最優先にした
書斎の設計でこだわったのは、以下の4点です。すべて共通しているのは「用途が変わっても困らないようにする」という方針です。
① 造作デスク・カウンターは「あえて採用しなかった」
セキスイハイムでは、書斎にぴったりの造作カウンターやデスクを依頼することもできます。見た目もきれいで一体感が出るのは魅力ですが、我が家ではあえて採用しませんでした。
理由はシンプルで、造作してしまうと「そこから動かせない」からです。書斎の使い方は5年・10年単位で変わる可能性があります。実際、我が家も入居3年で「夫の書斎」から「妻の在宅ワーク(兼 夫の着替え部屋)」へと用途が変わりました。もし設計時に造作デスクを北窓側に固定していたら、今のレイアウトに変えるのに大工事が必要だったはずです。

② 配線|THW2 + 有線LAN口 + コンセント四隅
書斎にはTHW2(セキスイハイムの情報分電盤)があり、コンセントは部屋の四隅すべてに設置しました。
実際のパソコン接続は無線(Wi-Fi)を使っています。配線をごちゃつかせたくない、Wi-Fi 7環境で速度的にも実用上問題ない、という理由です。ただし、有線LANを将来必要になったときに使える状態にしておくのと、無線前提でいくのとでは安心感が全然違います。建築時に通しておかないと、あとから配管を通すのは現実的に難しいので、ここは保険として最初から通しておきました。
コンセントも同じ発想で、四隅すべてに設置しています。一般的には「ベッドの頭側」「デスク予定位置」など、用途ごとに必要箇所だけ付けることが多いのですが、我が家は「部屋のレイアウトを変えたときに、コンセントが使えなくなるのが嫌」という理由で、見た目より使い勝手を取りました。

セキスイハイムのネット配線の標準仕様(Cat5e)や、戸建てでの光回線選びについては、別記事で詳しく書いています。書斎のネット環境を本気で考えるなら、合わせて読んでみてください。


③ 照明|ダウンライト + 後付けシーリングの併用
照明は、通路に近い側はダウンライト、メインは普通のシーリングライトを後付けする構成にしました。シーリングはマンション時代から使っていた照明を流用しています。
書斎の照明をダウンライト一点張りにしなかった理由も、可変性です。ダウンライトは設置位置が固定なので、「ここにデスクを置く」「ここで作業する」というのを建築時に決め切らないといけません。我が家のように用途が変わる可能性のある部屋では、メイン照明はシーリングソケットで後付けにしておく方が柔軟です。(マンション時代の照明を流用したため、コスト的にも優しかったです)

④ 固定収納|妻壁収納オープンBタイプとオープン収納を採用
収納については、造作デスクやカウンターは作らない一方で、固定収納は2種類だけ採用しました。
ひとつは、本や書類を置くために採用したセキスイハイム純正の「妻壁収納オープンBタイプ(間口900mm)」です。もうひとつは、後からスキャナーやインターホン子機などの置き場として使っている「オープン収納(棚フルタイプ・間口1100mm)」です。
完全に家具だけで構成することも考えましたが、書斎には本・書類・小物・機器類の置き場が必要になります。固定収納を最低限入れておいたことで、床置きの家具を増やしすぎずに済んでいます。
一方で、この判断には後悔もあります。収納そのものは便利なのですが、オープン収納まわりのコンセント計画が甘かったからです。この点は、後半の後悔ポイントで詳しく書きます。

3年使って「夫の書斎」がどう変化したか
ここからが、設計時には想定していなかった話です。書斎の用途は、3年で次のように変わってきました。
設計通り、夫(私)の書斎として使い始めました。とはいえ実際は、書斎で何か作業するというより、クローゼットの中の服をそのまま着替える「ウォークインクローゼット 兼 書斎」のような使い方が中心でした。
趣味のロードバイク用に導入したスマートバイク(Wahoo Kickr Bike)の置き場が必要になり、書斎に設置。汗をかく機材なので、リビングではなく独立した部屋に置けたのは大きなメリットでした。書斎は実質、私の趣味部屋+着替え部屋となりました。
妻が在宅ワークを始めたタイミングで、書斎のメイン利用者が妻に切り替わりました。専業主婦時代から家にいる時間が長いのは妻のほうなので、優先的に使ってもらう方が合理的という判断です。私の服さえ置ければ「私の部屋」は不要、というのが正直なところでした。
妻が電子ピアノを置きたいと言い始めて、現在モデルを検討中です。書斎の用途は今後さらに「在宅ワーク+ピアノ+着替え部屋」の3軸になりそうです。造作デスクを入れていなかったおかげで、ピアノの設置場所も自由に検討できています。

振り返ると、「書斎は誰かの専用部屋」と決め込みすぎないほうが、家族の生活変化に対応しやすいと感じています。書斎を計画している人は、設計段階で「5年後・10年後にこの部屋を誰がどう使うか」を一度問い直してみる価値があります。
3年使って採用してよかった3つ
① ウォールナット系の床 × 深青(緑系)の壁
書斎の内装は、ウォールナット系のフローリング + 深青(緑系)のアクセントクロスで仕上げました。3年経っても飽きが来ず、落ち着いた雰囲気で過ごせています。
明るい白基調のLDKと違って、書斎は「こもる部屋」なので、暗めの色味のほうが集中できます。

② クローゼット 上棚付き 間口1800mm
書斎にはセキスイハイムのクローゼット(上棚付き・間口1800mm)を採用しました。これは結果的に大正解で、夫の服を全部かけても余裕があり、取り出しやすさも気に入っています。
主寝室にもクローゼットはありますが、夫婦で服を分けたほうが朝の動線が衝突しません。「夫は書斎で着替える」「妻は主寝室で着替える」と、それぞれ専用のクローゼットがあった方が、我が家では効率的でした。「夫の服置き場」として機能してくれているなら、もはや私専用の書斎は不要、というのがここから派生した発想です。

③ 造作なしの判断そのもの
3年使ってみて、改めて「造作デスクを採用しなかったこと」が最大の正解だったと感じています。先述の通り、用途が3年で「夫の書斎 → 着替え部屋 → スマートバイク → 妻のワーク → 電子ピアノ検討」と変わっていく中で、家具を入れ替えるだけで対応できたのは、固定要素を最小限にしたからです。
住宅雑誌や工務店の作例を見ると、造作カウンターを備えたきれいな書斎が魅力的に見えます。でも、「10年後も同じ用途で使う自信があるか」を一度自問する価値はあります。我が家の場合、自信を持ってYesと言えなかったので、造作はやめました。
3年使って後悔した2つ
① オープン収納まわりのコンセント不足
これは明確な失敗ポイントです。書斎のコンセントは四隅すべてに配置していましたが、オープン収納(棚フルタイプ・間口1100mm)の近くにはコンセントを設けていませんでした。
当初は、オープン収納を「本や小物を置く棚」として考えていたため、電源が必要になる想定が抜けていました。ところが実際には、スキャナーやインターホン子機など、電源が必要な機器の置き場として使うようになりました。
その結果、現在は天井近くにあるTHW2口の壁コンセントから配線を延ばして給電しています。機能的には使えていますが、配線が上から垂れる見た目になっていて、内装的にはかなり残念です。

「コンセントは四隅にあれば十分」と思っていましたが、実際にはそれだけでは足りませんでした。特に固定収納やオープン棚の周辺は、あとから機器置き場になる可能性があります。書斎を計画するなら、収納の近くにも1〜2口コンセントを追加しておくべきだったと感じています。
② 2階ドアを防音仕様にしなかったこと
もうひとつは、書斎(と2階全般)のドアを防音仕様にしなかったことです。我が家は1階LDKとリビング階段の組み合わせで、1階の生活音が2階に響きやすい間取りになっています。
妻が在宅ワークでZoom会議をしている時間に、私が下で来客対応していたり、子どもが帰ってきて玄関で話していたりすると、書斎まで普通に音が届きます。書斎を集中作業のメイン部屋として使うなら、少なくとも書斎ドアだけは防音仕様にしておくべきでした。
これから書斎を作る方は、「1階の音がどれくらい2階に届くか」を間取り検討の段階でセキスイハイム担当者にも確認しておくと安心です。
これから書斎を計画する人へ|向く人・向かない人
我が家のような「可変書斎」が向く人
- 書斎の用途を完全には決め切れていない人(将来在宅ワーク・趣味・収納などに転用したい)
- 家族のセカンドワークスペースとして共有する可能性がある人
- レイアウト変更を数年単位でしたい人(コンセント四隅・造作なし推奨)
逆に、造作ありの「作り込み書斎」が向く人
- デスクの位置と作業内容が10年単位で確定している人(造作カウンター+ピンポイント照明が効率的)
- 書斎で大型機器や複数モニターを使うことが確定している人(コンセント+LAN+デスク造作を本気で計画)
- 内装の統一感を最優先する人(後付け家具のサイズ感のばらつきが気になる場合は造作のほうが綺麗)
まとめ|「書斎は変わる」前提で設計するのが3年後の正解
セキスイハイム GREENMODELで建てた我が家の書斎は、約5畳・北窓2つ・独立個室・造作なしという構成で、3年経った今も活用できています。
振り返ると、書斎の設計でやって良かったのは、「用途を固定しない判断」を意図的に積み重ねたことです。造作デスクなし、コンセント四隅、後付け照明。これらすべてが、3年間で起きた用途変化(夫の書斎 → 着替え+スマートバイク → 妻の在宅ワーク → 電子ピアノ検討)に追従できた理由でした。
一方で、コンセント計画と防音ドアの2点は完全に詰めきれず、3年経った今も後悔しています。これから書斎を計画する方は、「家具・機器を置く場所すべてにコンセントが届くか」「1階の音がどれくらい上がってくるか」を必ず確認してください。
セキスイハイムの間取り検討では、ついLDKや収納に意識が向きがちですが、書斎のような「小さくて変わりやすい部屋」こそ、長く付き合うための設計判断が問われます。我が家の実例が、同じように書斎を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
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