【正直レビュー】シャープCV-T190は買いか|全館空調の家に除湿機を足した本音と、図書館並みではなかった運転音

【正直レビュー】シャープCV-T190は買いか|全館空調の家に除湿機を足した本音と、図書館並みではなかった運転音

こんにちは!vanbiです。

我が家はセキスイハイム GREENMODELで、1階の空調に全館空調タイプの「快適エアリー」を採用しています。「1階は全館空調におまかせだから、除湿も完結するはず」と思っていたのですが、梅雨〜夏のリビングは、相対湿度がどうしても60%前後から下がりません。

そこで今年、思いきって置き型の除湿機を1台足してみることにしました。買ったのは、シャープの衣類乾燥除湿機「CV-T190」です。

この記事では、雨の日に1日回して実測した除湿の効き(タンクに溜まった水の量と、リビングの湿度の変化)を中心に、気になった「運転音」と「電気代」まで、全館空調の家に置き型の除湿機を足してみた実体験をまとめました。

先に言っておくと、今回はちょっと辛口です。それでも、トータルでは「買ってよかった」と思える買い物だったので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

結論:除湿力は頼れる。ただし「図書館並みに静か」ではなかった

この記事の結論
  • シャープ「CV-T190」はコンプレッサー式の衣類乾燥除湿機。
    Amazonで40,900円と、このクラスでは安め。
  • 設定した湿度をしっかり保つ。55%設定で、雨の日でもリビングは57%前後
    それを10時間半で約4.5L抜いた実力。
  • 運転音は思ったよりうるさい
    「除湿強 約42dB=図書館並み」だが、「ブーン」という低い連続音が数値以上に気になる。
  • 電気代も上がる。単体は測れないが、上限約111円の概算(HEMSでLDK回路の増加を確認)。
  • それでも買ってよかったのは、静かさより「夏に効く除湿力」を取ったから。
    寝室での常用には向かない

そもそも、なぜ全館空調の家に除湿機を足したのか

「全館空調なのに除湿機?」と思いますよね。理由はシンプルで、我が家のエアリーは梅雨〜夏のあいだ、リビングの相対湿度を60%前後までしか下げてくれないからです。

除湿はちゃんと効いている(外気から絶対湿度で2〜3割は抜いている)のに、相対湿度で見るとカラッとはしない。このあたりは、別記事で実測データを細かく公開しています。

当初は、エアコン用に確保しておいた壁面スペースに、壁掛けタイプのダイキン「カライエ」(デシカント式)を付けようかと迷っていました。ただ、付けると場所がそれなりに目立つこと、そして調べていくと、夏の高い湿度にはデシカント式より「コンプレッサー式の置き型」のほうが効率がいいと分かったこと。この2つが決め手で、最終的にCV-T190にしました。

ダイキン カライエを検討していたリビングの壁面スペース
エアコン用に確保していた壁面。
ここに壁掛けのカライエを検討したが、目立つので見送った。
リビングに設置したシャープCV-T190
最終的に選んだ床置きのCV-T190。
除湿機としては、ギリ見た目もオシャレです。

【実測】雨の日に1日運転|タンクは10.5時間で満水(約4.5L)

ここからは、雨の日に1日運転した実測結果を見ていきます。

梅雨の雨の日(2026年6月20日)に、朝7時にタンクを空にし、湿度設定を55%(※)にして運転しました。17時半にタンクが満水になったので一度排水して運転を続け、21時までリビングのSwitchBotで記録しています。

※ CV-T190は湿度を40%まで設定できます。ただ、広いLDKで低い湿度を保とうとするとコンプレッサーの稼働時間が長くなり、55%設定より電気代や運転音が増えると思います。我が家は快適さとのバランスを見て、55%設定で使っています。

まず驚いたのが、抜けた水の量です。朝7時に空にしたタンクが、夕方17時半にはもう満水。10時間半で約4.5L(タンク容量いっぱい)でした。

シャープCV-T190の満水になった排水タンク
朝に空にしたタンクが、夕方には満水(約4.5L)。55%設定でも、10時間半でこれだけの水がたまりました。

肝心の湿度は、55%設定に対して、SwitchBotでは日中57%前後で安定しました。いちばん下がった朝8時台で53%、絶対湿度も朝の13.8 g/m³から12.7 g/m³へ下がっています。本体とSwitchBotで数%の表示差はありますが、雨の日でも60%を超えっぱなしになるのは防げていました

雨の日に湿度設定55%で除湿機を1日稼働させたリビングの湿度の推移グラフ
雨の日に1日稼働した記録。湿度設定55%に対し、リビングは57%前後で安定。
21時に切ると、夜にかけて65%まで戻ってしまっています。

面白いのが、グラフの右側です。21時に除湿機を切ると、相対湿度は夜にかけて65%、絶対湿度も14.8 g/m³までじわじわ戻っていきます。つまりつけている間は、上がろうとする湿度を55%前後で押さえ込んでいたんです。雨の日に55%前後を保つため、空気中から大量の水分を取り除き続けていたわけです。湿度計の数字以上に、しっかり働いていました。

結論として、CV-T190には設定した湿度付近を保つ実力があります。広いLDKでさらに低い湿度を狙うと運転時間が長くなりやすいため、我が家では電気代や運転音とのバランスを考えて55%設定で使用しています。雨の日のリビングを55%前後に保ちたいという用途なら、除湿力は十分でした。

【弱点①】運転音は「図書館並み」とはいかなかった

CV-T190は「フルパワーでも低騒音」とうたわれていて、カタログの運転音はこうなっています。

スクロールできます
運転モードカタログ騒音値目安
衣類乾燥 速乾約43dB(普通の事務所=50dB)
除湿 強約42dB図書館の中=40dB
除湿 弱 / 音控えめ約37dBささやき声=30dB
シャープ公式の運転音。除湿強の約42dBは、確かに「図書館の中(40dB)」とほぼ同じ数値ではある。
シャープCV-T190の騒音レベルの目安(公式)
「フルパワーでも低騒音」をうたうシャープ公式の説明。
除湿強42dBを図書館(40dB)クラスとしている(出典:シャープ公式サイト)。

数値だけ見れば、確かに図書館並み。でも実際にリビングで動かしてみると、体感はそれより明らかにうるさいです。理由はたぶん音の「質」で、コンプレッサー式は「ブーン」という低めの連続音が出ます。図書館の「シーン」とした静けさとは、そもそも音の種類が違うんですね。dBの数字は同じでも、ずっと鳴り続ける低音は、耳に残ります。

設置した初日は「これは結構うるさいぞ」と思いました。数日たって少し慣れてはきましたが、気にならなくなった、とまでは言えません。テレビを見ているときや会話中は問題ないものの、無音で過ごしたい時間帯にはやっぱり気になります。

ただ、これはコンプレッサー式で出やすい低い連続音で、夏の除湿力とのトレードオフでもあります。我が家は「夏に効くこと」を優先したので、ある程度の運転音は織り込み済みでした。とはいえ「図書館並みに静か」を期待して買うと、ギャップを感じると思います。

【弱点②】電気代は増える|10時間半の運転で上限約111円の試算

CV-T190単体の電気代は、我が家では正確には測れませんでした。ただ、定格消費電力から上限の目安は出せます。我が家は60Hz地域なので定格340W。仮に10時間半ずっと340Wで動いたとすると、消費電力量は約3.57kWh。31円/kWhで計算すると、電気代は約111円になります。

HEMS(スマートハイム・ナビ)のLDK回路の電力。午後に上昇
HEMSのLDK回路。除湿機を回した午後から消費電力がぐっと立ち上がっている。
(ただしテレビ等も同じ回路なので、これは回路全体の合計)

ただし、55%設定ではコンプレッサーが一時停止する時間もあるので、これは実測値ではなく上限に近い概算です。実際、我が家のHEMS(スマートハイム・ナビ)でも、運転した時間帯にLDK回路の消費電力が増えているのは確認できました。ただ、除湿機はリビングの普通のコンセント挿しで、テレビなど他の家電と同じ回路に混ざるため、CV-T190単体の電気代までは切り出せませんでした。

もうひとつ考えられるのが、コンプレッサー式は運転中に本体から温風(排熱)が出ること。リビングがわずかに暖まれば、その分エアリーの冷房も少し余計に働きます。「除湿機の電気代」+「エアリーの冷房が増える分」の二重構造になっている可能性はありそうです。

シャープ CV-T190 はどんな除湿機か(スペック)

まず基本スペックを、公式仕様と購入情報からまとめておきます。

スクロールできます
除湿方式コンプレッサー式
除湿能力16.5L/日(50Hz)/ 18.5L/日(60Hz)
消費電力300W(50Hz)/ 340W(60Hz)※衣類乾燥・除湿時
本体サイズ幅359 × 奥行248 × 高さ665 mm
質量16.9kg(キャスター付き)
衣類乾燥の目安2kgで約74分(速乾)
運転音(カタログ)除湿 強 約42dB / 弱 約37dB / 衣類乾燥 速乾 約43dB
購入価格Amazonで40,900円(2026年6月)
スペックはシャープ公式仕様より。価格は購入時の実額。
シャープCV-T190の本体銘板(型番・除湿能力・質量)
本体の銘板。型番「CV-T190-W」、定格除湿能力16.5/18.5L/日、質量16.9kg、2026年製(タイ製)。

ポイントはコンプレッサー式であること。除湿の方式は大きく「コンプレッサー式」と「デシカント式」に分かれ、コンプレッサー式は夏の高い湿度に強く、消費電力も比較的少ないのが長所です。一方で、後で書くとおり運転音は大きめという弱点があります。我が家は「夏にしっかり効くこと」を最優先したので、迷わずコンプレッサー式にしました。

CV-T190のサイズ感・操作性・お手入れ

リビングに置いたサイズ感

我が家に届いて、まずはリビングに設置しました。第一印象は「思ったよりしっかりした箱だな」です。高さ665mmは、だいたい一般的なゴミ箱より少し高いくらい。幅359mmなので、床置きでもそれほど場所は取りません。本体は16.9kgとそれなりに重いですが、キャスター付きなので、洗濯物のそばや窓際へコロコロ動かせます。

リビングに設置したシャープCV-T190(生活シーン)
リビングの一角に設置。ホワイトのリブ調デザインで、わりとインテリアになじむ。

操作パネルとルーバー

正面と操作パネルはこんな感じです。天面のパネルは現在の湿度(目安)が大きく表示され、「除湿」「衣類乾燥」「衣類消臭」とボタンが分かりやすく並びます。

シャープCV-T190の正面
正面。リブ加工でのっぺり感がない。
シャープCV-T190の操作パネル
天面パネル。中央に現在の湿度(この時は54%)。

運転すると、天面のルーバーが開いて風を吹き出します。ただし風が出るのは天面の背面側から真上に向かってで、せっかくのリブ加工のきれいな正面側からは風が出ません。ここはちょっと残念なポイント。衣類乾燥に使うなら、洗濯物が本体の真上〜やや後ろにくるように置くと効率的です。

運転中に天面ルーバーが開いたシャープCV-T190
運転中は天面のルーバーが開き、背面側から真上に向かって送風する。正面側からは風は出ない。

水捨てとフィルター掃除

除湿機で地味に大事なのが、水捨てとお手入れ。CV-T190は前からタンクをサッと引き出せて、満水になったらシンクへ運ぶだけです。

シャープCV-T190の排水タンクを引き出したところ
タンクは前面から引き出すタイプ。
シャープCV-T190のタンクの水をシンクに捨てる
満水になったらシンクへ。持ち手付きで運びやすい。

本体正面が吸気口で、フィルターは外して掃除できます。ホコリがたまると除湿効率が落ちるので、ここがサッと外せるのはありがたいところ。

シャープCV-T190のフィルター
防音パネルを外すとフィルター。掃除機でホコリを吸えます。

CV-T190が向く人・向かない人

数日使ってみての、いまの時点での整理です。音が許容できる場所で使えるかどうかが、満足度の分かれ目になりそうです。

こんな人には向いています。

  • リビングなど、日中に生活音がある場所で使う人
  • 梅雨〜夏の湿気を、なるべく安い電気代で下げたい人
  • リビングや脱衣所の湿度を、設定した値でキープしたい人(衣類乾燥にも使える)
  • コスパ重視の人(このクラスで4万円台は安め)

逆に、こんな人にはおすすめしません。

  • 寝室で、就寝中もつけっぱなしにしたい人
  • とにかく静音性を最優先したい人
  • 在宅ワークのデスク真横に置きたい人
  • 電気代・音は抑えたいけれど、広い部屋を40%台まで深く下げたい人(両立は難しい)

我が家は「リビングで日中に使う」「夏の除湿力がほしい」というニーズにぴったりはまったので、音には目をつぶれています。逆に、寝室で静かに使いたい人は、方式だけで決めず、各機種の弱運転時の騒音値や音の質を確認したほうが後悔が少ないと思います。

まとめ:辛口だけど、我が家は買ってよかった

シャープCV-T190を全館空調の家に足してみて、言えるのは次の3つです。

  • 55%設定に対し、雨の日でもリビングは57%前後で安定(10.5hで約4.5L排水)。もっと下げたいなら40%まで設定できるが、広い部屋では運転時間が延び、電気代・音は増えやすい。
  • 運転音は、数値(約42dB=図書館並み)よりうるさく感じる。コンプレッサー式で出やすい低い連続音で、寝室向きではない。
  • 電気代は上限約111円の概算(10.5時間運転・単体は測れず、HEMSでLDK回路の増加は確認)。本領は脱衣所など空間を絞った使い方にもありそう。

辛口な点もありましたが、設定した湿度をしっかり保ってくれる実力は確かです。あとは「どこまで下げるか」を電気代・音と相談するだけ。我が家は55%設定で十分快適で、4万円台でこの仕事ぶりなら、買ってよかったと思っています。

ちなみに、夏は除湿ですが、冬は逆に乾燥しすぎが悩みになります。我が家のエアリーの冬の乾燥対策(加湿器選び)は、こちらにまとめています。

快適エアリーそのものを、3年住んだ本音でまるごと知りたい方は、こちらもどうぞ。

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この記事を書いた人

関西在住、40代のサラリーマン。妻と息子の3人家族。
「知恵と工夫で生活の質(QOL)を最大化する」をテーマに、セキスイハイムで建てた注文住宅、こだわり抜いたガジェット、資産形成の実体験を記録中。

私の成功談(と、痛い失敗談)が、同じように「賢く、豊かに暮らしたい」と願うあなたのヒントになれば幸いです。

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