XserverからAWS Route53にドメイン移管した話

当サイトは2020年12月にXserverからAWS Lightsailにお引越ししましたが、ドメインの管理については、引き続きXserverを利用していました。
AWS Lightsailでのブログ運営が、ある程度軌道に乗ってきたあきてきたので、新しい事に挑戦しようと思ったのと、Route53のコスト面の事も分かってきたので、ドメインをAWS Route53に移管する事にしました。

現在の構成

現在のAWS Lightsail および Xserverの構成は、以下のようになっています。
できるだけAWSに機能を集約しておきたいと思っていたので、私の場合は、LightsailのDNSゾーンという機能を使ってネームサーバーを発行し、Xserver側でそのネームサーバーを登録していました。

今後の構成

ドメイン管理をRoute 53に移管した場合は、以下の構成になります。
ほとんど上記構成と変わらないのですが(汗)、Xserverで使っていたドメイン管理機能をそっくりそのままAWSのRoute 53にする感じですね。

AWS Lightsail + Route 53 での構成メリット

AWS LightsailとRoute53で構成する事で、いくつかのメリットを感じています。

  1. サイト運営に関するすべてをAWSに集約できる
  2. Route 53単体では「ホストゾーンの管理」および「DNSクエリへの応答」で月額最低0.9USD発生するが、AWS LightsailのDNSゾーンを使えば無料

サイト運営に関するすべてをAWSに集約できる

一つ目のメリットは言わずもがな。サイト運営に関する全てがAWSに集約されているので、設定変更したりする場合も、AWSにログインすればOKというシンプルな構成にする事ができます。
また、請求に関してもAWSとXserver(年1回だけでしたが・・・)から行われてきましたが、今後はAWSからのみの請求になります。レアケースだと思いますが、引き落とし口座を変えるとか、クレジットカードを変更するというイベントが起きた時に、AWSだけ変更して、Xserver側の変更を忘れてしまった!みたいなミス防止にも繋がるかなと思います。

AWS LightsailのDNSゾーンを使えば無料

二つ目のメリットについて少し解説します。
Route 53 上で「ホストゾーンの管理」および「DNSクエリへの応答」を利用すると、月額最低0.9USDの費用が発生します。

ところが、Lightsailの「DNSゾーン」を利用する事で費用が発生しなくなります。(意味が伝わらないですね・・・・汗)
Route 53とLightsail上でのサービスの言い方が違うので、言い換えると・・・
Lightsai DNSゾーンRoute 53 の「ホストゾーンの管理」「DNSクエリへの応答」
と言っていいと思います。AWS Lightsailの標準機能の中にDNS管理があるため、最小インスタンスであれば3.5USDの中に、0.9USD分の「ホストゾーンの管理」「DNSクエリへの応答」が含まてれいると考える事もできます(Lightsail太っ腹・・・!)

ただし、厳密にいえばRoute 53とLightsail DNSゾーンではサービス内容に違いがあります。例えば、Route 53ではSLA 100%(可用性)と明記されていますが、Lightsail DNSゾーンでは、そういった記述は見受けられません。また、Route 53で使える「ヘルスチェック」機能なども、Lightsail DNSゾーンでは提供されていません。あくまで、Lightsail DNSゾーンは機能限定版のRoute 53というイメージです。

とはいえ、あくまで私の推測ですが、Route 53とLightsail DNSゾーンは、サイト上の見た目が違うだけで、どちらも一緒(SLA 100%)なのではと考えています。

まとめ

「vanbi.com」というドメインはロリポップ(現在はGMOが運営)で取得したモノですが、Xserverにドメイン移管して、Xserverで使用していました。およそ10年ぶり?ぐらいのドメイン移管でドキドキしています(笑)

ドメインもAWSで管理しておけば、今後サイトを拡張したいと思ったときに、AWSの最新機能を使う事ができるようになるため、将来的なメリットもあるかと思います。(例えばELBを使ってscalingさせるとか、AWSのSSL証明書を使うとか・・・)サイトの視聴者がたくさん増えて、拡張せざるを得ない状況になってほしいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です