AWS Lightsail + WordPress の拡張方法について考察してみる

最近、AWSを使ったインフラ構築に夢中なvanbiです。
私は現在、AWS Lightsail 3.5USDの最小インスタンスを使ってWordPressサイトを運営していますが、ふと、サイトアクセス数が伸び、AWS Lightsailを拡張しなければならなくなった時、どのような構成が望ましいか?(ベストプラクティスか?)を考えてみようと思いました。

AWS Lightsail 最小インスタンスから拡張する場合のプランを掲示してみます。

AWS Lightsail の前提条件

AWS Lightsail 最小インスタンスは以下の性能があります。

  • 月額 3.50 USD
  • メモリ512MB
  • 1vCPU(CPUバースト機能あり)
  • 20GBのSSD
  • 1TBの転送容量

CPU性能

まず、最初にボトルネックになると想定されるのが、1vCPUのバースト機能かと思います。AWS Lightsail  3.5USDプランでは、常時5%までCPUを利用する事が出来ますが、5%を超えた場合、バーストクレジットを消費しながらCPU性能を維持できますが、100%使用率では3分間しかバーストできません。もし、バーストクレジットが0(ゼロ)の状態で5%以上のCPU使用率が必要な処理を走らせた場合、サイトがとても重くなったり、不具合が生じたりします。

↓私のサイトでも、まれにCPUバーストしてます

メモリ性能

メモリは512MBを利用できますが、正直、WordPress運用にはちょっと少ないと思います。
AWS LightsailのWordPressは「Bitnami」という必要なソフトウェアが入ったパッケージを使っています。この作者である「Bitnami」スタッフ曰く「WordPressスタックを動かすには、少なくとも700MB以上のメモリが必要」と言い切っています。変な話、Lightsail  3.5USDプランでは、WordPressを動かせるだけのメモリがないとも言えます。

↓「Bitnami」スタッフの原文

とはいえ、Lightsail  3.5USDプランでもWordPressは動作しますが、ある程度のアクセス数があるサイトはWEBサーバーであるApacheがメモリを消費し、動作に不具合が発生する可能性が高そうです。

AWS Lightsail拡張 オススメプラン① 3.5USD→5USDプラン

まず、最初に実行すべき拡張は「3.5USD→5USD」のプラン変更です。
理由としては、上記にあるとおりメモリ512MBではWordPressサイトのパフォーマンスに問題が発生する可能性があるからです。

サイトのアクセス数、コンテンツの内容(テキストベースなのか、動画・写真ベースなのか)、WordPressにインストールしているプラグイン数などが異なるため、メモリ512MBで足りるのか足りないかは、人それぞれだと思います。しかし「Bitnami」スタッフが512MBでは足りないとはっきり言っているのだから、まずはメモリが1GBに拡張される5USDプランに変更すべきです。

AWS Lightsail拡張 オススメプラン② ディストリビューションの利用(2.5USD~)

2つ目のプランとしては、AWS Lightsailの「ディストリビューション」という機能を使うというものです。いわゆるCloudFrontとか、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)と呼ばれる機能です。

世界24 国の 84 の都市にあるエッジロケーションにコンテンツをキャッシュしておき、ユーザーに最も近いサーバーからコンテンツを高速に配信します。

AWS Lightsail + ディストリビューションでWordPressサイトを構成した場合には、以下の利点があるかと思います。

  • サイトの速度向上、それに伴うSEO向上
  • インスタンスのCPU利用率低下
  • サイトをSSL化(HTTPS化)できる

AWS Lightsailを使う方で、全世界に向けたサイトを運営されている方は少ないと思いますが、サイトの速度が向上するという事は、SEOの観点からはとても良い事です。特に、AWSのキャッシュサーバーはとても強力で、画像や動画などを多用しているサイトには、効果的かと思います。

また、コンテンツの配信をディストリビューションにまかせる事で、多少なりともインスタンス自体のCPU使用率を低下させる効果があるかと思います。HTTPリクエストをインスタンスがすべて受け付けるのと、HTTPリクエストの中から記事内容などデータベースに関する部分だけ受け付けるのを比べると、おそらく、後者(ディストリビューションを使った)の方がCPU使用率は低いと想定されます。

さらに、ディストリビューションにはSSL証明書をアタッチ(利用)する事もでき、サイトをSSL化(HTTPS化)する事も出来ます。なお、Amazonさん太っ腹で最初の1年間(月50GB転送)は無料で利用できます!

AWS Lightsail拡張 オススメプラン③ EC2への移行

3つ目のプランとしては、AWS Lightsailが関係なくなってきてしまいますが(笑)EC2へ移行するというものです。

AWS Lightsailは、個人的意見ですが10USDプランぐらいまではコストメリットがあると思っています。しかし、10USDを超えてくる場合、EC2で必要なサービスを組み合わせて使う方が、コスト的に安く、またパフォーマンスの良いサイトが構成できるかと思います。
例えば・・・

  • ELBを使って、複数インスタンスに分散させる
  • Unlimited モードのあるインスタンスで、コストを抑えながらCPU性能を確保する

などなど・・・。EC2の機能をオンデマンド(利用した分だけ請求)で利用した方が、コストを抑える事ができるものと思います。AWS Lightsailはすべてコミコミの価格で、ある一定までは安く、規模が大きくなるほどコストパフォーマンスが落ちてきます。EC2であれば、必要な機能を必要なだけ確保でき、コストパフォーマンスに優れています。

まとめ

オススメプランと言いつつ、EC2への移行を含んだ内容になりましたが、いかがでしたでしょうか?AWSはとても拡張性に優れており、AWS Lightsailにおいても拡張する方法はいくつもあります。

それぞれの状況や環境にあった拡張方法を試してみてください!
では、誰かの参考になれば幸いです。

【2021年】AWS 認定クラウドプラクティショナーに合格しました!

最近、ブログ記事として「AWS」についてよく投稿してきましたが、どうせなら資格「AWS 認定 クラウドプラクティショナー」を取得してみようと思い立ち、先日、合格することが出来ました!今回は、受験しようと思った経緯、勉強法等について、せっかくなので記事にしておこうと思います。

資格 AWS 認定クラウドプラクティショナーとは?

AWSが公式に認定している資格で、一番基礎的な役割別の認定資格です。基本的には「AWSのサービスとはどのようなものか?」を問われる試験となっています。出題範囲は「クラウドの概念」「セキュリティ」「テクノロジー」「請求と料金」となっており、200個近くあるAWSサービスの内、特に基本的な部分(EC2など)が網羅できていれば、合格できる資格だと思います。専門的な知識が必要ではなく、AWSサービスをどこまで知っているのか?が大切です。

なお、クラウドプラクティショナー以外の資格としては、アソシエイトレベル、プロフェッショナルレベルがあります。また、専門知識認定資格なども存在しています。

私のAWS 認定クラウドプラクティショナーの取得経緯

取得経緯についても軽く書いておこうと思います。
今でこそ、AWSを使ってこのブログを運営していますが、AWSとの最初の出会いは1年ほど前に「会社の仕事でオンプレミスで運用している業務アプリケーションを、AWSに移行させた事」からです。
会社内だけではAWS経験者が居なかったので、社外ベンダーに構築を依頼しましたが、当初はAWSの横文字「EC2、VPC、AMI、CloudWatch」などなど、そのどれもが意味が分からず、とても苦労したのを思い出します(笑)結果的には、業務アプリケーションのAWS移行は大成功となり、現在はAWSの管理・保守を行っています。
ところが、安定してAWSの管理・保守は出来ているのですが、社外ベンダーに構築してもらったものですから「EBSのボリュームを増やしたい」とか「セキュリティグループの設定変更したい」とか基本的な部分の設定変更が出来ず、細かい所に手が出せなくなってしまったんですね。
会社の本番環境をぶっつけ本番でいじくり回す事は出来なかったので、個人的にAWSの事を理解しようと考えた事が始まりで、個人運営しているWordpressサイトをAWSで運用するようになりました。

それから、EC2でWindows Serverを起動してみたり、XserverからAWSにブログを移行してみたりする事で、一瞬でサーバーが立ち上がるAWSの楽しさに気づき、どうせならAWS 認定クラウドプラクティショナーを取得しておこう!と思いました。(もしかしたら、副業や転職で有利かも?とも考えています)

勉強方法と勉強時間

上記のように、私の場合は6か月ほど社外ベンダーが構築するAWSの内容を見てきましたので、基本的なAWSの用語やサービス内容を理解していた方だと思います。

基本的には、以下の試験対策本を3回程度読みました。
AWSのサービスをある程度知っているとはいえ、例えば「共有責任モデル」といった概念部分などは、こういった試験対策本を読んでおく必要があると思います。

また、「AWS トレーニングと認定」にはクラウドプラクティショナーの模擬試験が出来ましたので、そちらで70%以上の正答率である事を確認しておきました。模擬試験は2,000円(税別)かかりますが、本試験は11,000円(税別)も費用がかかりますので、落ちたらもったいない!と思ったので、保険のために模擬試験で自分のレベルを確認しておく事をオススメします。

試験結果

ピアソンVUEのテストセンターで受験しました。
90分の試験時間でしたが、50分くらいで全問回答でき退席しました。

結果は843点で合格!(合格ラインは700点)

感覚として、上記の試験対策本「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」をしっかり読み込んでおけば、どなたでも受かる試験かな?と思いました。AWSのサービス運用経験があれば、より受かりやすくなると思いますが、運用経験がなくても十分合格できる試験だと思います。

まとめ

あくまで趣味のレベルでAWSを触ってきましたが、一応「公式資格者」になりました(笑)とはいえ、AWS 認定クラウドプラクティショナー自体が、とても基礎的な資格のため、資格保持しているからと、200以上もあるAWSを活用できる人になれた!とは言えません。

今後はさらに突っ込んで「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の合格を目指して頑張っていこうと思います!

新型Siri Remote(第2世代)を購入しました!(Apple TV 第4世代用として)

Apple TV 第4世代用として買った、新型Siri Remote(第2世代)が届きました!
早速開封していきたいと思います!

今まで使っていたSiri Remote(第1世代)との比較

先代Siri Remoteと比べるとかなり大きく、厚さも太くなっています。個人的にはもう少し小さくても良かったのでは?と思いました。

先代Siri Remoteは「Touch サーフェス」という平たい部分をスワイプして横移動などするタイプでしたが、Siri Remote(第2世代)ではちゃんと物理的なボタン(白いポッチ部分)になっています。なお、デフォルトでは「Touch サーフェス」的な動きもしますが、設定から変更できます。

また、先代リモコンでは「menu」ボタン一つだけで、階層の深いYoutubeの動画を見ている時は、ホーム画面に戻るのに何度も「menu」ボタンを押下する必要がありました。Siri Remote(第2世代)では「<(戻る)」と「TVボタン(Apple TV appまたはホームボタン」が独立したので、「TVボタン」を押下するだけでホーム画面に遷移する事ができて、便利になりました。

「Touch サーフェス」の設定画面

私の場合は「クリックのみ」にしました。物理的にクリックした方が操作性が良い気がします。とはいえ、クリックおよびタッチでも、先代Siri Remoteよりは操作性は良い感じです。

TVマークのボタンは「Apple TV app」か「ホーム画面」に一発で遷移できます。私の場合は「ホーム画面」に設定しました。こちらの方が便利です。

Siriの起動ボタンはサイド面に移動しました。また、電源ボタンが新たに加わりました。

電源ボタンを長押しすると、スリープできるようになりました。(今までは、設定からスリープさせる必要があり、テレビの電源だけ切って、Apple TVは起動したままでした)

充電は引き続きLightningケーブルとなります。

Apple TV 第4世代に対応しているか心配でしたが、はっきりとケースにも記載されていました。

Lightningケーブルも付属していました。

まとめ

このSiri Remote(第2世代)でやっとApple TVが”普通の“使い勝手になったと思いました。リモコンだけ買うにしては、少しお高いですが、先代Siri Remoteの操作性に不満のある方は買い換えても良いのかなと思います。

 

XserverからAWS Route53にドメイン移管した話

当サイトは2020年12月にXserverからAWS Lightsailにお引越ししましたが、ドメインの管理については、引き続きXserverを利用していました。
AWS Lightsailでのブログ運営が、ある程度軌道に乗ってきたあきてきたので、新しい事に挑戦しようと思ったのと、Route53のコスト面の事も分かってきたので、ドメインをAWS Route53に移管する事にしました。

現在の構成

現在のAWS Lightsail および Xserverの構成は、以下のようになっています。
できるだけAWSに機能を集約しておきたいと思っていたので、私の場合は、LightsailのDNSゾーンという機能を使ってネームサーバーを発行し、Xserver側でそのネームサーバーを登録していました。

今後の構成

ドメイン管理をRoute 53に移管した場合は、以下の構成になります。
ほとんど上記構成と変わらないのですが(汗)、Xserverで使っていたドメイン管理機能をそっくりそのままAWSのRoute 53にする感じですね。

AWS Lightsail + Route 53 での構成メリット

AWS LightsailとRoute53で構成する事で、いくつかのメリットを感じています。

  1. サイト運営に関するすべてをAWSに集約できる
  2. Route 53単体では「ホストゾーンの管理」および「DNSクエリへの応答」で月額最低0.9USD発生するが、AWS LightsailのDNSゾーンを使えば無料

サイト運営に関するすべてをAWSに集約できる

一つ目のメリットは言わずもがな。サイト運営に関する全てがAWSに集約されているので、設定変更したりする場合も、AWSにログインすればOKというシンプルな構成にする事ができます。
また、請求に関してもAWSとXserver(年1回だけでしたが・・・)から行われてきましたが、今後はAWSからのみの請求になります。レアケースだと思いますが、引き落とし口座を変えるとか、クレジットカードを変更するというイベントが起きた時に、AWSだけ変更して、Xserver側の変更を忘れてしまった!みたいなミス防止にも繋がるかなと思います。

AWS LightsailのDNSゾーンを使えば無料

二つ目のメリットについて少し解説します。
Route 53 上で「ホストゾーンの管理」および「DNSクエリへの応答」を利用すると、月額最低0.9USDの費用が発生します。

ところが、Lightsailの「DNSゾーン」を利用する事で費用が発生しなくなります。(意味が伝わらないですね・・・・汗)
Route 53とLightsail上でのサービスの言い方が違うので、言い換えると・・・
Lightsai DNSゾーンRoute 53 の「ホストゾーンの管理」「DNSクエリへの応答」
と言っていいと思います。AWS Lightsailの標準機能の中にDNS管理があるため、最小インスタンスであれば3.5USDの中に、0.9USD分の「ホストゾーンの管理」「DNSクエリへの応答」が含まてれいると考える事もできます(Lightsail太っ腹・・・!)

ただし、厳密にいえばRoute 53とLightsail DNSゾーンではサービス内容に違いがあります。例えば、Route 53ではSLA 100%(可用性)と明記されていますが、Lightsail DNSゾーンでは、そういった記述は見受けられません。また、Route 53で使える「ヘルスチェック」機能なども、Lightsail DNSゾーンでは提供されていません。あくまで、Lightsail DNSゾーンは機能限定版のRoute 53というイメージです。

とはいえ、あくまで私の推測ですが、Route 53とLightsail DNSゾーンは、サイト上の見た目が違うだけで、どちらも一緒(SLA 100%)なのではと考えています。

まとめ

「vanbi.com」というドメインはロリポップ(現在はGMOが運営)で取得したモノですが、Xserverにドメイン移管して、Xserverで使用していました。およそ10年ぶり?ぐらいのドメイン移管でドキドキしています(笑)

ドメインもAWSで管理しておけば、今後サイトを拡張したいと思ったときに、AWSの最新機能を使う事ができるようになるため、将来的なメリットもあるかと思います。(例えばELBを使ってscalingさせるとか、AWSのSSL証明書を使うとか・・・)サイトの視聴者がたくさん増えて、拡張せざるを得ない状況になってほしいですね。

VisaのApple Payが始まったのでiPhoneに登録してみた!

2021年5月11日(火)ついにVisaカードでApple Payが始まりました!


今までもiPhoneにVisaカードを登録する事ができましたが、それは「ID」や「QUICPay」として登録されているのであって「Visa」として登録されているわけではなかったわけです。
具体的にはVisaタッチレス決済や、iPhoneやMacなどでのアプリ内決済が利用できなかったのですが、Visaが正式にApple Pay対応した事で「Visaタッチレス決済」や「アプリ内決済」も利用できるようになりました!

今までは、iPhoneやMacなどでのアプリ内決済を使いたいがために、MasterCardやJCBを発行していましたが、Visaで使えるようになるならば、まさに、鬼に金棒でVisaだけでいいんじゃね?とすら思うわけです。

早速、私が保有している「三井住友プラチナプリファード」を登録してみました。
VISAのロゴマークが追加されました。またWalletアプリから見た時に、VISAのデバイスアカウント番号が追加されています。

 

もちろんSuicaからもApple Payチャージが可能となりました。

Apple Watchに登録するとこんな感じです。

 

まとめ

先にも書きましたとおり、VisaでApple Payアプリ内決済が利用できるとなれば、他のクレジットカードはいらないんじゃね?とすら思っています。特に、「JCB THE CLASS」カード・・・。ステータス性と、Apple Payアプリ内決済ができる点で保有する理由がギリギリありましたが、決済性においてはJCBは完敗です。。。「JCB THE CLASS」が金属カード発行しなければ、近々解約かな。

 

「JCB THE CLASS」VS 「三井住友プラチナプリファード」

見栄っ張りで、欲張りなvanbiデス。
最近発行したカードである「JCB THE CLASS」三井住友カードプラチナプリファード」のどちらをメインにしようか(解約しようか)悩んでおり、ポイント還元率など私なりの比較をしていこうと思います。

JCB THE CLASSを発行した理由

JCB THE CLASSは、世界5大国際ブランドであるJCBが発行する最上級クレジットカードです。一般的には、JCBのブラックカードと評価されています。
JCBが発行するゴールドカード以上のプロパーカードを3年以上利用し、それなりの(一般的には毎年ロイヤルα 300万円以上)利用額を決済した顧客に対して、インビテーション(招待制)が来ると言われています。

私の場合は、以下のような履歴でJCB THE CLASSが発行されました。

  • 2018年7月 JCBプラチナを申し込むも否決され、ゴールドカード発行
  • 2019年1月 カードアップグレードで、JCBプラチナ発行
  • 2020年12月 インビテーションにより、JCB THE CLASS発行

JCBを発行した2018年当初、見栄っ張りな私にとって、JCB THE CLASSの最大級のベネフィットは「ディズニーの秘密のレストラン クラブ33の入店特典」でした。ある意味、JCB THE CLASSをブラックカードたらしめているベネフィットが、このディズニー クラブ33でした。しかし、2019年にクラブ33のベネフィットが終了してしまいました。
正直なところ、ディズニー クラブ33の特典がないJCB THE CLASSは、すごく平凡なクレジットカードのように思えてしまっています。

三井住友カードプラチナプリファードを発行した理由

JCB THE CLASSのディズニー クラブ33が終了する中、2020年9月に颯爽と登場した新生クレジットカードが、三井住友カードプラチナプリファードです。
コンシェルジュや、プライオリティ・パスといったプラチナカードにありがちなベネフィットを排除し、ポイント取得に特化した今までにない「ポイント特化型のプラチナカード」です。

私の場合、2020年10月頃に「JCB THE CLASSのインビテーションが来なさそう・・・」かつ「ポイント特化型の魅力的なクレジットカードが登場した」事で決心し、申込したところ発行されました。
結果的には、2020年12月にJCB THE CLASSが発行されましたが、JCB THE CLASSのショッピング枠が350万円に対して、三井住友カードプラチナプリファードは500万円が設定されており、メインカードは「三井住友カードプラチナプリファード」を使っています。

使い勝手の比較

私なりのメリットデメリットは以下のとおりです。

JCB THE CLASSのメリット

  • JCB最上級であるブラックカードという優越感
  • Apple Payの使い勝手が良い(アプリ決済も可能)
  • 年会費55,000円(税込)でブラックカードとしてはコスパ最高

JCB THE CLASSのデメリット

  • ポイント還元率が、最高でも0.85%で良くない。
  • 加盟店手数料の高さからか、JCB・QUICPayが使えないお店が結構ある
  • Paypayに入金できない
  • ディズニー クラブ33に匹敵する魅力的なベネフィットが無い

三井住友カードプラチナプリファードのメリット

  • 基本還元率が1%で、いつものお買い物でポイントがすっごく貯まる
  • クレジットカード会社のポイントアップサイト(Oki Doki ランドや三井住友ポイントUPモールなど)を経由しなくても、ポイント還元率が変わらない。
  • VISA & ID決済が可能で、決済カードとしては最高
  • クレジットカード番号は表面になく、デザイン性の高いクレジットカードである
  • Paypayに入金できる
  • (すごく個人的ですが)iPhoneアプリの「Moneytree」で利用額だけではなく、ポイント取得額も対応している❗️

⬇︎「Moneytree」に三井住友カードを登録すると、カード引き落とし金額だけではなく、Vポイント数も表示してくれるため、すごく便利です!
 

三井住友カードプラチナプリファードのデメリット

  • プラチナカード的なベネフィット(コンシェルジュ・プライオリティ・パス)が無い
  • ポイント還元1%だけで考えれば、他の選択肢(楽天カードやVisa LINE Payカードなど)がたくさんある
  • Apple Payのアプリ決済ができない
  • プラチナカードの中でも、ステータスがあまり高くない

2021年5月12日(水) 追記
なんと、VISAもApple Payのアプリ内決済に対応しました!決済カードして考えれば、ポイントもたまるし、店頭でVisaタッチレス決済もIDも使えるし、アプリ内決済(たとえば、Suicaへのチャージ)にも使えるのでチョー便利です!


追記おわり

 

ポイント還元率の比較

私の個人的観点から「JCB THE CLASS」と「三井住友カードプラチナプリファード」のポイント還元率を比較してみた表が下図です。

「三井住友カードプラチナプリファード」は初年度のみ「新規入会&利用特典40,000ポイント(ご入会月の3ヵ月後末までに40万円以上のご利用でプラス40,000ポイントをプレゼント)」キャンペーンを実施しているため、1年目と2年目で表(ボーナスポイント部)を分けています。
「JCB THE CLASS」は、年1回カタログギフトがもらえるメンバーズセレクション、通称「メンセレ」の金額メリットをどう考えるかによりますが、一般的に言われている25,000円としました。

「三井住友カードプラチナプリファード」は、基本ポイントである1%しか考えていませんが、プリファードストア(特約店)の利用が多い方は、もっと多くのポイント取得が可能です。私の場合も、近場に特約店であるスーパーマーケットやドラッグストアがあったり、コンビニをよく利用するので、ポイント還元がすごい事になってます!😂

「JCB THE CLASS」はポイントがメインのクレジットカードではないので、表にしていると、あらためて、ポイント還元率が良くないカードだなと思いました。ただし、ポイントではないベネフィット「コンシェルジュ、グルメベネフィット、一匙」などの最上級クレジットカードらしいサービスを多く利用する方なら、年会費の元は簡単に取れそうな気がします。

まとめ

「JCB THE CLASS」「三井住友カードプラチナプリファード」どちらもステータスのある優れたクレジットカードだと思います。ただし、私の場合は、「三井住友カードプラチナプリファード」をメインに使っています。
結局、JCB THE CLASS」のコンシェルジュを使うよりも自分で好きなお店を探したいタイプなのです。また、コロナ禍でもあり海外旅行に行かない私にとっては、プライオリティ・パスは無用な存在です。使わないベネフィットよりも、ポイントという直接的なベネフィットの方が、肌にあっている気がしています。

JCB THE CLASSに求めるモノ

とはいえ、日本が発行する最上級クレジットカードである「JCB THE CLASS」には頑張ってもらいたいと思っています。

具体的には・・・

  • 年会費が高くなっても良いので、金属カード(メタルカード)を発行して欲しい
  • 加盟店手数料を下げることで、JCB & QUICPayが使えるお店を増やして欲しい(必須!)
  • ディズニー クラブ33に匹敵するベネフィットを提供して欲しい

いずれかが達成されれば、「JCB THE CLASS」を引き続き使っていきたいと思います。頑張れ!日本のJCB!

Apple TV(第4世代)でも新型Siri Remote(第2世代)が利用できるっぽい。

どうやら、Apple TV(第4世代)でも新型Siri Remote(第2世代)が利用できるっぽいです。
私が持っているApple TVは第4世代のモノです。このApple TV(第4世代)は、2015年10月30日から販売された商品で、当時はSiri Remote(第1世代)と言う、iPhoneの操作性をリモコンにした画期的な商品なんて言われてた気がします。

はい。断言します。Siri Remote(第1世代)はまぢくそです(笑)

本当にこのSiri Remote(第1世代)は使いにくくて、主な欠点をあげると…
・早送りが死ぬほどやりにくい
・フラットで対称的なデザインのため、上下を間違えて持ってしまう。
・持ったり、落としたりちょっとした衝撃で、タップされてしまいテレビがONになる。(我が家はテレビ連動ON機能を使っているため、Apple TVの電源が入ると自動的にテレビがビデオ入力状態になります)
おそらくこの欠点は、Apple TV持っている人あるあるのイライラポイントだと思います。Apple TVの魅力の半分ぐらいをSiri Remote(第1世代)が半減させていると言っても過言ではないです。

ここからが本題ですが、どうやら、Apple TV(第4世代)でも新型Siri Remote(第2世代)が利用できるっぽいです。

私が持っているApple TVは、確かに第4世代のモノなのですが、Apple Storeアプリから見ると「Apple TV HD」と表示されています。途中で名称変更があり「Apple TV(第4世代)」から「Apple TV HD」に名前が変わったみたいですね。

さらに、対応アクセサリ からリモート&コントローラを見てみると「お客様のApple TVに対応」という表示の中に、新型Siri Remote(第2世代)があるじゃないですか!

 

速攻でポチりました!😂
久々に届くのが楽しみなApple製品になりました。

 

AWS LightsailでHTTP/2を有効化する

AWS LightsailのWordpressインスタンスではHTTP/2が標準で有効になっていません。しかし、SSL化してHTTPSサイトを作ったのならば、サイトの速度的にも有利なのでHTTP/2を有効化してみます。

AWS Lightsailでは、BitnamiというWordpressを動かすためのパッケージソフトが稼働しています。Bitnamiの公式サイトにHTTP/2を有効化するための手順が掲載されていますので、手順に沿って進めていきます。

⬇️Bitnami公式ドキュメント

手順1 アプローチA or Bを判定する

Bitnamiは日々アップデートされており、利用しているBitnamiバージョンによりHTTP/2を有効化するための手順がアプローチA or アプローチBの2種類あるようです。コマンドを実行する事で、アプローチA or Bを判定します。

以下のコマンドをAWS LightsailのSSHから実行します。
コマンドをコピー&ペーストしてリターンキーを押下します。

test ! -f “/opt/bitnami/common/bin/openssl” && echo “Approach A: Using system packages.” || echo “Approach B: Self-contained installation.”

すると、アプローチA or Bが表示されます。画像では、既にHTTP/2化が終わった環境のためかApproach Aと表示されていますが、HTTP/2化する前はApproach Bと表示されていました。そのため、以下手順はApproach Bとなりますので、ご注意ください。
Enable HTTP:2 Support With Apache approach (A or B)

手順2 Apacheのmod_http2モジュールを有効化する

Apacheのmod_http2を有効化します。SFTP対応ソフトで以下のファイルにアクセスします。「/opt/bitnami/apache2/conf/httpd.conf」ファイルの140行目付近に「#LoadModule http2_module modules/mod_http2.so」と記載されているので、頭にある#を削除して保存します。
Enable HTTP:2 Support With Apache httpd-app.conf

Enable HTTP:2 Support With Apache mod_http2モジュール

手順3 「bitnami.conf」HTTP/2プロトコルに関する記述を追記

/opt/bitnami/apache2/conf/bitnami/bitnami.conf」ファイルに以下の赤字を追記します。

<VirtualHost _default_:80>

Protocols h2 h2c http/1.1
H2Direct on
</VirtualHost>

<VirtualHost _default_:443>

Protocols h2 h2c http/1.1
H2Direct on
</VirtualHost>

具体的には、以下の手順をSSHで実行していきます。

  1. sudo vi /opt/bitnami/apache2/conf/bitnami/bitnami.conf を実行
  2. 「i」キーを押下して、INSERTモードを起動
  3. Protocols h2 h2c http/1.1
    H2Direct on を追記
    該当箇所まで矢印キーで移動して、リターンキーで2行行間を空けた後、コピー&ペーストします。<VirtualHost _default>から</VirtualHost>に囲まれた記述の最後の方に、# END: Support domain renewal when using mod_proxy within Locationという記述があったので、その下の2箇所に追記しました。
  4. 「esc」キーを押下
  5. 「:wq」と入力して実行
    (:wqはファイルを保存してから終了するという意味)
  6. sudo sh /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache を実行

apacheが再起動するとWordpress画面にアクセスできるようになります。再起動する事でmod_http2モジュールが読み込まれ、HTTP/2で通信されるようになります。

手順4 HTTP/2で通信されているか確認

Chromeで確認する方法

デベロッパーツールを起動します。

「Network > All > Protocol」の箇所に「h2」と出ていればHTTP/2通信できています。

GTmetrixで確認する方法

サイト速度測定ツールであるGTmetrixでも確認できます。

サイトを測定後、Structureの項目内に「Use HTTP/2 for all resources」が問題なしと表示されていれば、HTTP/2通信できています。
⬇️HTTP/2通信できていると、こんな表示になります。

まとめ

AWS Lightsailは手軽にWordpressを起動することができますが、HTTP/2通信をさせたい!など細かい事にこりだすと、結構大変です(笑)この記事が誰かの役に立てば幸いです。
⬇️参考にさせていただいたサイト

AWS Lightsailで.htaccessを有効化する

Amazon Lightsailでは「.htaccess」が使えず、代わりに「htaccess.conf」に記述します。
しかし、WordPressを使う上では色々と不便なので「.htaccess」を有効化してみます。
SSHターミナル(CUI)から操作する方法もあるようですが、私は黒い画面(ターミナル)が苦手なので、出来るだけ画面(GUI)で操作していきます。

LightsailにFTPアクセスする

LightsailにFTPアクセスします。
(私はMacを使っているので、Transmitを使用しました)

プロトコル  :SFTP
サーバアドレス:LightsailのIPアドレス
ユーザ名   :bitnami
Key      :Lightsailで指定したSSHキーペアファイルを指定
リモートパス :/opt/bitnami/apps/wordpress/conf/

「httpd-app.conf」を編集

/opt/bitnami/apps/wordpress/conf/以下に「httpd-app.conf」があるので、FTPソフトなどから直接編集します。

httpd-app.confの11行目にある「AllowOverride None」を「AllowOverride all」に変更して保存します。

インスタンスを再起動する

「httpd-app.conf」への変更を反映させるため、インスタンスを再起動します。

インスタンスが再起動すると、「.htaccess」が使えるようになっているはずです。
WordPressのプラグインは「.htaccess」を使う事が前提になっている場合が多く、Amazon LightsailでWordPressサイトを立ち上げた時は、まず最初に「.htaccess」を有効化しても良いのかなと思いました。誰かの参考になれば幸いです😉

🔽参考にさせて頂いたサイト

XSERVERからAWS Lightsailに乗り換えました!

当ブログのレンタルサーバーとして、長年XSERVERを使っていましたが、Amazon Lightsailに乗り換えることにしました。

一番小さなインスタンス(仮想サーバーのスペックのような意味)で、月額 3.50 USD、メモリ512MB、1vCPU、20GBのSSD、1TBの転送容量がありますので、当ブログのような小規模なブログであれば、必要十分な性能かなと思います。
XSERVERではSSD性能を「オールNVMe RAID10」、CPU性能を「48コアCPU&512GBメモリ」と記載していますが、Amazon Lightsailと比較して”遅い”と感じることは、今のところありません。
1vCPUとは言え、バースト機能がありますので長時間CPUを使うような事がなければ、
XSERVERと同等程度の性能は出ているのではないかと思います。

Amazon Lightsailに乗り換えることで、レンタルサーバー維持費を月額1,100円から月額 3.50 USD(2020/12/30現在のレートで362円程度)にすることができて満足しています。

XSERVERのようなレンタルサーバーとは違い、Amazon Lightsailでは「Bitnami」というパッケージソフトを使ってサーバーにWordpressがインストールされているため、コマンドを使って各種設定が必要なのですが、WEBにある情報が大変参考になりました。
”Amazon LightsailでWordpressを立ち上げる”までは、すぐにできるのですが、そこからBitnamiバナーを消したり、Bitnamiでは使えない.htaccessを使えるようにしたり、常時SSLの設定をしたりするのに、以下のサイトが参考になるかと思いますので、リンクを貼っておきます。

今までXSERVERで十分だと思っていましたが、「AWS(Lightsail)を使っている」という最先端な響きに自己満足しています🤣
また、時間ができた時に「.htaccessを有効にする方法」や「AWS CDN(ディストリビューション)を使う方法」などを記事にしたいと思います。